夏場の旅行の健康管理無理避けて健康管理を 夏の時期や日本よりも暑い国への旅行で、風邪を引く人は結構います。うっかり薄着のまま飛行機に乗り込んでしまうと、時間がたつにつれて体が冷えきってしまいます。また、暑い国ではホテルやタクシー、レストランなど、冷房がききすぎていることもしばしば。 朝晩と日中の温度差が激しい国では、気候にぴったりの服を選ぶのは難しい。私は、半そでのTシャツやポロシャツの上に、長そでのシャツを重ね着します。女性ならストールなどもいいでしょう。 さらさらとした過ごしやすい気候でも、紫外線が強かったりします。私の友人は、日焼け止めを鼻の頭だけ塗り忘れ、タヌキのような顔になって悔やんでいました。普段は全然日に当たらない人が、急に長時間の日光浴やマリンスポーツをする場合は要注意。防止、サングラスも必携です。 乾燥した地域では水分補給も大切ですが、自動販売機はほとんど見かけません。水筒やミネラルウォーターが欠かせません。 疲れている時に、慣れない物を食べたり飲んだりして、腹痛になることもあります。必ず、火の通った物を食べましょう。現地の人が平気で飲んでいる生水も、抵抗力の弱い日本人が飲むのは避けましょう。 以前、台湾で風邪薬が手に入らず、辛い思いをしました。スペインで、アレルギー性鼻炎になった友人もいます。旅先で薬を買っても、説明書が読めなかったり、日本人の体質に合わなかったりします。風邪薬、胃腸薬、目薬、マスク、うがい薬、除菌ウェットティッシュなどは、必ず準備した方がいいでしょう。マラリアやデング熱など、蚊が原因となる病気がある熱帯地方では、虫よけや蚊取り線香も要ります。 暑い時期の旅は、体力を消耗しすぎないよう無理をしないことが大切。せっかく来たのだからと、欲張りがちになりますが、疲れたら無理をせずに、スケジュールにゆとりを持たせましょう。病気になったら、ツアーなら添乗員、個人旅行ならホテルのスタッフに、早めに相談しましょう。 旅行先の暴飲暴食は避け、健康管理しておくことをお忘れなく。(旅行用品専門店ボン・ボヤージュ 店長・和泉 敏) (熊日日々新聞・夕刊2000年8月9日号掲載) |
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