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■「国連は救ってくれない」首相が日米同盟重視理由示す |
「国連は日本に危機が及んだ時、支援の手は差し伸べない」。小泉首相は27日の衆院予算委員会で、米国との同盟関係を重視する理由として、現在の国連が役立たずだからという、こんな論旨を展開した。イラクへの自衛隊派遣問題をめぐり、民主党の生方幸夫氏が「首相は米国に余りに肩入れし過ぎている」と批判したことに答えた。 首相は「現実的に日本に危機が起きた時、国連は国連軍を投じて日本の侵略を防いでくれることはない」「日本は安保理理事国でもない。日本は一国で平和と安全を確保できない。どうやって確保するかということで、日米安保条約を通じて同盟を結んでいる」などと日米同盟を重視する理由を強調した。 生方氏が「国連は国際紛争の解決の場としてあるのに、日本の平和に関係ないと言うのか」と反論しても、「国連を将来、国際紛争を防止する組織にしなければならないが、現在その力はない」と最後まで譲らなかった。
(01/28 00:22) |
2004年1月28日<asahi.com> |
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