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日本の先進技術で作られる「プロテカ」 プロテカというブランド名は、「プロテクト(守る)」と「テクノロジー(技術)」そして「ACE=エースの理念」という3つの意味が込められています。まさに、エースという企業のモノ作りへの思いが詰まったネーミングです。 プロテカが作られているのは、北海道空知エリアの中央に位置する赤平市。約11万uという広大な敷地は、ラゲージ工場としては日本最大規模になります。1971年に操業を開始し、35年以上にわたって、こだわりの「日本製」を送り出して来ました。 そんな最高水準の品質へのこだわりと自信を裏付けるためにあるのが、エース品質管理研究所(ACE Technology Institute:ATI)です。ここでは、世界一品質に厳しいといわれる日本人に満足してもらうための努力が、日々続けられています。 赤平工場内に設立されたATIでは、新製品の試験だけではなく既存の製品の定期的な抜き取り検査も行って、品質を管理しています。 ユーザーからの意見を真摯に受け止め、標準よりはるかに厳しいテスト基準を設けています。いわば、ユーザーとの二人三脚でよりよいものへと生まれ変わってきたのです。 テストに携わる職人は、「エースの名前で販売する以上、ここでの試験をパスしないと市場には出さない」という誇りと自信を持って作業をしています。 プロテカについている「ATI」のマークは、そんな頑固な職人のお墨付きともいえる、信頼と品質の証なのです。 技術を育て、信頼に応える。 エースのモノ創りの基本理念を形にしたスーツケースが、ProtecAなのです。 ATIでは、以下のようなさまざまな試験が行われています。 |
1 | 落下によるキャスターテスト ケースに約20kg程度の重しを入れ120cmの高さから5回落して、キャスターの強度をテスト。一般的な他メーカーよりも高い場所からの落下を基準に設定しています。 |
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2 | ヤスリによるボディ表面の強度テスト シェル部分に砂消しゴム状のやすりをあて、1000gの荷重をかけやすりを250回転させて、ボディの耐性、傷の状態をチェック。その他、カラーシートの強度を測るための引き裂きテストも行っています。 |
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3 | ハンドル強度テスト ケースに約20kg程度の重しを入れ、ハンドルを急激に持ち上げる作業を機械で5000回行います。さらに、ハンドル部から落下させることで、衝撃を加えた場合の耐久性を確認するテストも実施しています。 |
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4 | キャスター走行テスト ケースに約20kg程度の重しを入れ、実際に16km走行させてキャスターの耐久性を試験します。積雪時は屋内での機械による走行になりますが、それ以外の時期には屋外を、実際に社員が引張り16kmの距離を歩いて試験しています。 |
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5 | 開閉テスト 旅行者の荷物をしっかり守るために、ロックの丈夫さは重要です。ロックを解除し、ケースを開けて、閉めて、またロックをする。旅行者が頻繁に行う作業を7500回繰り返して耐久性をテストします。 |
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6 | 転落テスト ケースに約20kg程度の重しを入れ、内側に突起のある1辺1.5mの巨大な6角形回転ドラムに入れて転がします。ぶつかったり倒れたり、転がったり。利用時に想定される衝撃への耐久性をテストします。 |
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7 | 耐湿テスト 温度約40℃、湿度85%の状態に500時間置いて、品質をテストします。想定されうる限りの過酷な利用条件も考慮した品質です。 |
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8 | 温度サイクルテスト 気温40℃、湿度85%のなかに24時間放置したあと、-20℃のなかに24時間放置。これを3回繰り返し、耐熱性をテストします。ハワイなどのリゾート地と真冬の北海道を想定しての基準です。 |
■キャスター走行テスト |
■ハンドル強度テスト |
■落下衝撃テスト |
■転落テスト |
テストを導入以後、キャスターに対するクレームは激減。 | 人間工学に基づいてデザインされた握りやすいハンドル。さらにテストをパスすることで、強度的にも問題はないことが証明される。 | プロテカのタイヤ径は50mmと、一般的な日本のメーカーに比べて大きめ。受ける衝撃も強いため、落下による耐久テストを重視。 | 1辺1.5mの巨大な6角形回転ドラムを回転。耐久性に併せて、ささくれや摩耗状態などもチェック。 |
(参考資料:Travel Style Magazine ProtecA)
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